天空に広がる庭園から、マグロ丼を食べに行ってみっか。
2018.8.5(日)
いまだに暑さ衰えず。
35℃を越える日々。
いつになったら、落ち着くのでしょうか?
だんだんと猛暑のライドにもなれてきた今日この頃。
何やら秘密がある
みたいなので、まずそこを目指してみたいと思います。
大山、日大病院方面から千川通りに出て、
要町から山手通りを南下していきます。
山手通りは地下に首都高速中央環状線を通す際に、
キレイに整備された広い片側2車線の道路になり快適です。
ちょっと代々木八幡宮に寄っていきましょう。
代々木八幡宮 Yoyogihachimanguu
代々木八幡宮社伝によると、
源頼家の家臣、近藤三郎是茂の家人荒井外記智明は、
頼家が修善寺で殺害された後に名を「宗友」と改めて代々木に引きこもり、
建暦2(1212)年8月15日、鎌倉の八幡大神から
宝珠のような鏡を授かり、託宣を受ける夢を見ました。
源氏の守り神である鶴岡八幡宮の分霊をまつり、
小祠を営んだのが代々木八幡宮の創建といわれています。
代々木八幡宮がお祀りしている神さまは
応神(おうじん)天皇=八幡=さまです。
八幡さまは古くは朝廷や武家からの崇敬をあつめ、
国家鎮護、破邪顕正の神と仰がれました。
その強いご神徳から「厄除開運」の神さまとして
全国で鎮守の神として祀られました。
応神天皇さまの時代は、大陸文化が多く渡来したことから
「産業・文化の発展と守護」の神、
またお母上である神功(じんぐう)皇后さまとの神話から
「安産」「子育て」「家内安全」の神として、
さらには、「怨霊退散」「渡航安全(交通安全)」の神としても
あがめられています。
境内敷地内に竪穴式住居がありました。
昭和25年の発掘調査で縄文中期とみられる
多数の遺物や住居跡などが発見され、
その際に土器などが出土したことから、
この住居には約4500年前に人が住んでいたと推定されています。
住居跡には竪穴住居模造家屋が復元されていて、
渋谷区の史跡に指定されています。
富ヶ谷を過ぎてから、右のほうの裏道へ入っていきます。
ここら辺は、東海大学代々木キャンパスや、
東京大学駒場キャンパスなどがあり、
文教地区になっています。
隣接して目黒区立駒場公園があり、一角の住宅街の中に日本民藝館があります。
日本民藝館 Nihon-mingeikan
日本はもとよりアジアや欧米の陶磁器、染織、木漆などの工芸品
約17000点を収蔵。
「民藝」という新しい美の概念の普及と「美の生活化」を目指す
民藝運動の本拠として、1926年に思想家の柳宗悦(1889-1961)らにより企画され、
実業家で社会事業家の大原孫三郎をはじめとする多くの賛同者の援助を得て、
1936年に開設されました。
現在の経営母体は公益財団法人で、登録博物館として運営しています。
「民藝品の蒐集や保管」「民藝に関する調査研究」
「民藝思想の普及」「展覧会」を主たる仕事として活動。
全国の工芸品を販売するショップも併設しています。
日本民藝館 西館(旧柳宗悦邸)
本館道路向いに建つ西館は、
栃木県から移築した石屋根の長屋門と、
それに付設した母屋からなっている。
日本民藝館開館1年前の1935年に完成、母屋の設計は旧館と同じく柳宗悦。
72歳で没するまで、宗悦が生活の拠点とした建物です。
ケンネル田圃 Kenneru-tanbo
明治14年ドイツ人ケルネルが、
後身である東京農林学校、東京帝国大学農科大学を通じて、
明治25年に帰国するまで、
近代日本における農学の基礎づくりに大きな影響を与えました。
とくに水田土壤の研究とイネ作肥料の研究に多くの業績を残し、
この水田が試験田として利用されたことからこう呼ばれています。
駒場野公園の横を通る井の頭線
目黒区とは思えないほど緑に包まれています。
駒場野公園内は自転車通行禁止なので、
周りをまわるようにして大橋へ向かいます。
首都高速大橋ジャンクション 外壁
都会の無機質な構造物の印象を和らげるように、
緑の草木を多用しています。
オーパス夢ひろば
目黒川側に入口があります。
周囲を壁に囲まれた空間には、
子どもたちが遊べる水場や、
夜間貸切利用も可能な人工芝コートがあります。
開園時間4月から10月までは午前7時から午後7時まで、
11月から3月までは午前7時から午後5時まで
オーパス夢ひろばから見上げてみる。
エレベーターで屋上まで上がると、
目黒天空庭園の入口です。
開園時間午前7時から午後9時まで
休園日はありませんが、荒天など気象条件によっては閉園する場合があります。
天空庭園
立派な松がいくつも置かれています。
天空庭園
様々な草木が配置されていて、
都心の構造物のてっぺんにあるとは思えません。
天空庭園から内側を望む。
ちょっと、ダムのような景色にも見えます。
大橋ジャンクションから首都高速3号線へつながる部分
左が横浜方面。右が渋谷方面。
こういった景色もなかなか見ることはないでしょう。
隣接するクロスエアタワー側から天空庭園を望む。
天空庭園とクロスエアタワーを結ぶ架橋からのぞき込む。
結構な高さがあります。
渡った先には、目黒区立大橋図書館があります。
ユリの花がきれいに開花してました。
天空庭園から、オーパス夢ひろばを見下ろす。
オーパス夢ひろばから、天空庭園を見上げる。
すごい構造物を造るものですね。
しばし、都会の喧騒を忘れて楽しみましたが、
そろそろライドを再開しましょう。
ここからは、目黒川に沿って進むことにします。
目黒川 中の橋
目黒川と蛇崩川が合流する場所で、河川敷を活用した広場です。
目黒川船入場
ここは、昭和初期に船を導きいれるために川を切り開いて築かれた船入場の跡です。
現在では、当時の土地を利用し、下部を目黒川調節池、
上部は区民のふれあいの場として整備され
すっかり変わってしまいましたが、
当時の名残を船入場という愛称名にとどめています。
船入場のサルスベリの木
さらに、目黒川沿いをポタリング。
この先は、川幅もあり水量も多いのですが、
浮遊するゴミも多くなってきました。
目黒通りに出て、目黒雅叙園方面へ向かいます。
これが間違いでした。
目黒駅へ続く行人坂は、
とんでもない斜度で、
上り切ったときには山の峠に着いたような息遣いでした。
行人坂という名称は、湯殿山の行者(法印大海)が
大日如来堂(現大円寺)を建て修行を始めたところ、
次第に多くの行者が集まり住むようになったので
つけられたと言われています。
目黒駅を過ぎて少し行くと、サイクルカルチャーセンターがあります。
ここは、自転車に関する書籍約9,000冊をはじめ、
希少な歴史的自転車、
部品やポスターなど自転車に関する資料を所蔵しています。
国内外の自転車専門誌や新刊図書など、
自転車に関するたくさんの書籍が閲覧できます。
また、自転車の魅力を感じることができる展示も行っています。
目黒通り白金を抜けて、麻布通り麻布十番から、金杉橋へ。
JRのガードをくぐると、竹芝桟橋側に出てきました。
浜離宮恩賜庭園を囲む流路
浜離宮恩賜庭園 中の御門
東京湾から海水を取り入れ潮の干満で景色の変化を楽しむ、
潮入りの回遊式築山泉水庭。
江戸時代に庭園として造成されました。
浜離宮恩賜庭園 正門
園内には鴨場、潮入の池、茶屋、お花畑やボタン園などがあります。
元は甲府藩下屋敷の庭園だったものが、徳川将軍家の別邸浜御殿や、
都立公園として開放されました。
浜離宮前踏切跡
この信号機は、昭和6年(1931年)から
昭和62年(1987年)1月31日までの56年間、
貨物引込線の踏切用として使用されました。
最盛時には、1日150輌に達する貨物車が通過
しましたが、貨物輸送の変化に伴い、
汐留駅廃止と共に引込線も撤去されることになりました。
しかしながら、地元民の要望により、
銀座には珍しい鉄道踏切信号機として、
保存されることになりました。
築地場外市場
大正時代からの歴史を持つ卸売を中心とした商店街。
市場の中には400店を超す商店が並び、新鮮な食材や調理具など、
食に関するあらゆるものが揃います。
築地場外市場
今年、2018年10月11日には豊洲に完全移転となります。
それに合わせて、「場外市場」も豊洲に移ると思われていますが、
築地場外市場は私設市場であり、
場外市場はそのまま営業を続けるということです。
波除神社 Namiyoke-jinja
築地市場の海幸橋門(かいこうばしもん)に隣接している神社。
埋立地の別称である築地の地名からもわかる通り、
この付近一帯は埋立地です。
江戸時代初期、万治元年(1658年)に築地本願寺からこの付近にかけて
埋め立てが開始されたが、次々と波に洗われて工事は難航していました。
しかし海中から発見された稲荷神の像を祀ったところ、
風波が和らぎ工事が完了したとされています。
これが「波除」の由来で、
厄除けや航海安全の神として信仰されています。
また、築地市場に隣接していることから
「海老塚」「すし塚」「玉子塚」などの
水産物や食品に関わる霊を祀る塚があります。
東京港修築計画に基づいて架けられた勝鬨橋は、
当時国家的イベントとして予定されていた
万国博覧会へのメインゲートとしても利用するために、
当時の最先端技術の粋を集めて建造されました。
万博自体は戦争の激化により中止となりましたが、
中央が開閉する勝鬨橋は、
完成当時は跳開橋として東洋一の規模を誇っていましたが、
隅田川を航行する船の減少、交通量の増加などによって、
昭和45年11月29日の開閉を最後に、現在では開かずの橋となっています。
※ちょうど、提灯の立っているところから跳ね上がっていました。
近未来的な水上バスが通っていきました。
形状からホタルナと思われます。
漫画・アニメ界の巨匠・松本零士氏がデザイン。
「ホタルナ」は、宇宙船をイメージしたシルバー・メタリックの流線形ボディに
ガルウィングの扉、船体屋上には遊歩甲板を設置し
船外で景観が楽しめます。
月が輝く夜に神秘な輝きを放つ蛍が隅田川を舞う
ホタルとルナ(月の女神/LUNA <ラテン語> )
「ホタル月」という、新たなる旅立ちとして思いが込められた船名です。
他にヒミコとエメラルダスの2艇があります。
勝どき駅前の交差点を右折して、清澄通りを豊海埠頭方面へ進んで行きます。
今日のごちそう。
倉庫街にあるマグロ卸のマグロ丼の店
ここへ来たのは2回目。
サイクルラックはガラガラでしたが、
店内は休日の昼過ぎとあってそこそこ来店者があります。
今日は、たくさん食べられないと思い、
マグロ丼と本日の味噌汁にしておきます。
東京消防庁おおえど&マグロ丼
タープが日差しを遮ってくれて、風が心地よく通り抜けます。
マグロの切り身が7~8枚ものっていて、600円は安い!
本日の味噌汁は、なす。
なんてことはない、ぺろりと食べてしまいました。
オーナーがSNSで毎日のようにおすすめ情報を発信しています。
休業日でも少しづつリゾート風の雰囲気のある店づくりを
されていて、
かなりいい感じになって来ました。
ごちそうさまでした!
店を出て少し足を延ばせば、そこは 豊海埠頭の突端。
レインボーブリッジがすぐそこです。
さてさて、ここから帰路につくことにしましょう。
清澄通りを進んで行くと、
今日も57.7㎞と、
ほどよいおさんぽとなりました。
Stravaでライドをしました: https://www.strava.com/activities/1750556577/shareable_images/map_based?hl=ja-JP&v=1533457731
キャッチアイコンに出ている
イエローのITMステムが目印。
見かけたら声をかけてくださいねー(゜∇^d)!!